NYの舞台芸術アーカイヴ備忘録

ロンドンのV&Aに舞台のアーカイヴがあるならNYにもあるのでは? 確かあったはずと思いながらも調べることなく手つかずでいたらTwitterにひょっこり流れてきたので覚書。

こちらのブログにNYPLの分館でアーカイヴを見たかたの記事あり。

NYPLの検索ページ
AV資料として保存されていればしかるべき手続きを取ると見られる。

わたしは決して熱心な演劇ファンというわけではないので、好きな俳優が舞台に立つ/立った!→アーカイヴ化されてると嬉しい、助かる! くらいの熱意なので。そもそも渡米してリンカーンセンター内にあるその分館に行かないと見られないからね……(苦笑)。いつか行って作品を見ることが出来たら、程度の覚書です。
ちなみにベン・ウィショーで検索したら"The Pride"と"The Crucible"がありました。M・エマソンも"Gross indecency : the three trials of Oscar Wilde"も含めていくつかありましたが彼の経歴からしたら少なすぎではないだろうか。あと"Wakey, Wakey"はアーカイヴに入らないのだろうか。入ると嬉しいんだけどな。





モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン1

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Mozart in the Jungle Season 1 (2014)


つい先日「たぶん見ることはないと思う」って言って(書いて)おきながら舌の根も乾かぬうちにS1を完走しました。というのも1エピソード30分×10話ととっても短いので、たった2日間であっという間に見終わっちゃって。もっとたくさん色んなお話を見せてくれーって熱望です。早く次のシーズンを見たい。
あのね、これほんとにおもしろいのでちょっとでも興味あるかたはぜひ見てほしいな。特に過去に音楽をやっていたよ、身近に音楽をやっている人がいるよ、音楽に興味あるよ、自分も音楽をやってみたいな、などなど少しでも当てはまる要素があるならおすすめ。ほんとぜひ。
Amazonプライムオリジナルのドラマ。ということは、USのTV局で放映のドラマとは違って、来たるS4も日本にもすぐ配信されるかなと期待しています。先月札幌で撮影されたシーンは本編でどんなふうに出てくるんだろう。楽しみだなー!

実はわたし、見る前はヨーロッパが舞台でガエル・ガルシア・ベルナル演じる主人公のもとに過去の有名な音楽家が次々姿を現す中世のお話だと勝手に思ってました。いったいどこからそんな具体的な想像が!? と自分でも大笑いですが、舞台はヨーロッパでも中世でもなく現代のNYです。なんか最近見るドラマ見るドラマみんな舞台がNYなのはなぜでしょうね? 無意識に選び取ってるのか何かの呪いにかかっているとしか思えない。

ニューヨーク交響楽団の新しい指揮者に就任したロドリゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)を中心に話が進むのだけれど、意外にも群像劇で、オーケストラ内での内輪もめや組合の会合で話がまとまらなかったりそもそもオーケストラ自体が資金難でいかにスポンサーや寄付を募ってもらうかに必死だったり。この「資金不足」って他のドラマでもよく見られる設定だけど、世界中どの業界もながいこと不況で潤沢な予算なんてないわけで、今じゃ資金繰りに必死になるのはドラマ内で必須のエピソードって感じ……(苦笑)。
楽団内外での登場人物の人間関係や恋愛のいざこざごたごたも描かれて(むしろその割合は高い)、普段ならわたしの苦手な内容なのに面白くて見続けられるのは、常に真ん中に音楽があるからじゃないかなと思ってます。まぁ人間関係のごたごたもユーモアがあって笑えてそんなに重くならずに描かれているからかもと思いますが。
でもどんなにあれこれ揉めてもメンバーが心をひとつにして音を合わせれば、そこから生まれる音楽はなににも代えがたい素晴らしさがある。「はじまりのうた」でも書いたけど、わたしは音楽の持つ力を信じていて。だからEp06の外に出て低所得の地域に楽器を持ち込んで皆で美しいハーモニーを奏でるシーンは心揺さぶられました。このシーンは本当に素晴らしかった。なのでオーケストラの演奏シーンはもっと増やしてもらいたいな。
型破りな指揮者・ロドリゴの言動がわたしは好感度持てて、彼から目が離せない。そして演じるガエル・ガルシア・ベルナルの目がキラキラしててとても素敵! ドロドロした人間関係が描かれるのでロドリゴのキャラクターがそれと好対照なのもこのドラマの持ち味なのかもしれない。

しかしながら、実は最終話はちょっと納得いかなくて。ソリストに自分の妻、アナ・マリアをお願いしたのにその妻が公演初日のステージを私物化かつぶち壊しにするのってどうなの!? と思うし、ベティを故意に会場に来られないようにして空いたオーボエの席を新人のヘイリーが埋めるとか、引退して観客席にいた前任者のトーマス(マルコム・マクダウェル)に突然指揮を任せたりはさすがにちょっとあり得ない~。まぁこのへんはフィクションというか非現実的な盛り上げ方だと思えばいいだけなんだろうけれど。それまでのストーリーが良かったから「んんん?」となりました。

トーマス役マルコム・マクダウェルの貫禄とシンシア役サフロン・バロウズの美しさがたいへん魅力的です。

わたしはクラシックなんてまったく詳しくないし分かんないけど音楽をまたやりたいなぁという気持ちはここ数年ずっとくすぶっていて、こういうの見ると管楽器も弦楽器も挑戦してみたい~ってなります。いい加減思うだけじゃなくて現実にできるよう真面目に考えたいなと思いました。

近日中にS2、3も見る予定。楽しみ。

映画館に行けない。

忙しいのを言い訳にはしたくないのですが、タイミングとか天気が悪いとか(梅雨なのかなって思うくらいここんところ1週間以上ほぼ毎日雨が降っている)体調不良でお疲れ気味な上に、園や学校の行事が目白押しで気がついたら10月はもうすぐおしまいで、なのにやりたいことがなんにもできてなくてちょっと泣きそう。
わたし、まだ「ドリーム」観に行けてないんですよ。なのに昨日からは「アトミック・ブロンド」が始まってるし、来週末は「ブレードランナー2049」が封切られるというのに映画館に全然足を運べてない。あっ「ダンケルク」も2回目観に行きたいのに最寄りの映画館はすでに夜しか上映してない。だめだ、もう無理。

ドラマは春から夏にかけて今まで長々と見てきたのが軒並み終了したので、今はDLifeでの「エレメンタリー」S2とNHKでの「This is us」S1をのんびりと見ているくらい。「エレメンタリー」は久しぶりに見たら、シャーロックとワトソンの関係ってこんなに可愛らしかったっけ!? と驚くほど魅力が増しててこれは完走できそう。「This~」は、他の皆さんも仰る通り、高橋一生の吹替がなぁ……。ドラマ自体はとても良いと思うしこういうヒューマンドラマって久々に見る。今までずっと血なまぐさいクライム・サスペンスばかり見てたからね。いずれも完走できたらまとめて感想上げたい。

息抜きに「マクガイバー」S1Ep02を見ました(プロデューサーのひとりにDavid Slack がいました)。昔「冒険野郎マクガイバー」がTV放映されてたので題名でリメイクってことは分かったけれど、主人公、こんなに若かったっけ!? リメイク版のアンガス・マクガイバーは20代後半なんじゃないかと思う若い青年でびっくりしました。わたしは断然オリジナルの渋い主人公が好みです。でも銃を持たずに身の回りにあるものを即興で武器にして戦うスタイルはものすごく好み~。
このエピはゲストにエイミー・アッカーが出ていました。彼女はS1Ep12にも出てます。


来月は「ローガン・ラッキー」も公開されるし(これは絶っっ対に観に行く)、今月よりは落ち着いた日々を過ごしたい。あと年内に「ブレイクアウト・キング」S1も見たい。もちろんお目当てはあの人です。ふふふ。
M・エマソンがゲスト出演する「ARROW」と「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」はおそらく彼の出演部分だけのスポット視聴になるかなぁ。さすがにシーズン1話目から全部見るのはとてもじゃないけれど時間の余裕がなくて。「モーツァルト~」はガエル・ガルシア・ベルナルが主演なので気にはなっていますが。
映画もそうだけど、長いスパンのドラマは見る/見ない、一部だけ/最後まで見るとか選択肢(?)も色々で一期一会感がより強い印象。数シーズン製作してグランドフィナーレまで駆け抜けられるのは、作る側も見る側もほんの一握りなんだなぁってつくづく思う今日この頃。

"The Ballad of Lefty Brown" 日本で上映 (追記あり)

"The Ballad of Lefty Brown"、アメリカを中心にあちこちの映画祭で上映されているのは知っていたけれど、とても日本に来るとは思えないし劇場公開もされないだろうし下手したら日本でDVDさえ出ないだろうなって思ってたらまさかの京都ヒストリカ国際映画祭で上映が決まってました。

邦題:「レフティ・ブラウンのバラード」
スケジュール:10/31(火) 14:30~、11/5(日) 17:30~ の2回
10/31のほうはなんと監督が登壇、トークあり。これは非常に貴重な機会。

チケットは明日10/7 10:00発売。……京都、日帰りで行っちゃう? って今真剣に悩んでるんですけど……?

京都ヒストリカ国際映画祭


【追記】
トレイラーが出ました
Trailer for The Ballad of Lefty Brown.




パーソン・オブ・インタレスト S3Ep11の笛

S4以降のネタバレあり。

S3Ep11。1979年、ティーンエイジャーのハロルドがなぜ公衆電話の受話器を上げて笛を吹くと無料でパリに電話がかけられるのかがどうしても分からなかったのですが。
たまたま検索してて見つけたこちらの記事に答えを見つけました。

連載:ハッカーの系譜①スティーブ・ウォズニアック (1/6) 世界で最も愛されるハッカー

ちょっと長いですが、これ、ものすごく面白い記事でして、その中に
キャプテン・クランチというシリアル食品のおまけについている笛を少し改造するだけで2600Hzの音が出せることを発見した。
という一文があって。

キャプテン・クランチ(CAP'N CRUNCH)のおまけの笛とは
capn_crunch_whistler.jpg

S3Ep11でハロルドがポケットから出した笛


笛が同一のものかどうかは分かりませんが、この記事によって笛を鳴らして公衆電話から無料で世界中どこにでも電話を掛けられる仕掛けが分かりました。とってもすっきりした。

Person of Interest - Finch phone phreaking scene


しかしながらもうひとつ気になったことがあって。記事中の
大学生になったジョイバブルは、すぐにホイッスラーと呼ばれるようになる
という一文。……待って。ちょっと待って。ホイッスラーは英語で"whistler"。



S4でのフィンチの仮の身分である准教授の名前はハロルド・ウィスラー=Harold Whistler。つまりその偽名は若い時にハロルドがしでかしたことが由来ではないかと。わたしはてっきりカナダにある地名のウィスラーと同じだなー、くらいにしか考えてなかった。
マシンはセンスある名付けするねと思いつつも、仮の身分とはいえ過去の出来事を暴いちゃう名字でいいのかなっていう心配もなきにしもあらず。だってハロルドが当時やってたことはまごうことなき犯罪ですからね。むむむ。


ほんっと細かいところまでネタがたくさん仕込んであるドラマです。まだまだ重箱の隅つつきの度合いが足りない。